コース長からの挨拶
機械工学は、「機械」という語句からMachine(機械)を扱う学問と思っている人が多いのではないかと思います。しかし、実際はMachine(機械)に限られてはいません。 機械工学は、英語では「Machine Engineering」と言わず「Mechanical Engineering」と言います。英語の「Mechanical」とは、「機械の、力学的な、メカニズム、しくみ」 という意味があります。つまり、機械工学(=Mechanical Engineering)は、力学などの物理学の原理を用いて“もの”のしくみを解明したり、“もの”を創造するための学問です。
機械工学は「ものづくり」の基盤となる学問なので、自動車、鉄道車両、航空宇宙機、船舶などの輸送機械、ロボット、情報機器、医療機器、家電、エネルギー、環境プラント、材料科学、 設計・生産システムなど多くの分野に渡っており、これまでに社会を支える様々な産業に貢献してきました。機械工学は科学技術の基盤をなす学問と言っても過言ではありません。 また、基盤となる学問は時代には左右されません。従って、機械工学は、今後未来においても多くの産業において欠くことのできない学問であり続けることは間違いありません。
本学の工学部工学科 機械・システム分野および大学院機械工学コースでは、充実した教育・研究プログラムによって、基礎から応用、そして未来の最先端テクノロジーまで幅広く対応でき、 社会で活躍できるエンジニアや研究者を育成しています。 また、教職員一同は、学外の研究者や企業のエンジニア、地域の人々との交流を通じて得た実社会の情報をタイムリーに学生の皆さんに提供しています。
夢ある21世紀社会を自ら創造したいと思っている高校生の皆さん、是非、本学の機械・システム分野で学び、皆さんの夢を実現して下さい。
機械系大学生の皆さん、本学の大学院機械工学コースでより高度な学問・研究を行い、「修士」あるいは「博士」の学位を取得し、社会で活躍して下さい。
機械工学コース・知能システム学コース コース長