Robotics & Intelligent Systems Lab
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内部擾乱管理の研究
エアスライド式擾乱測定装置
(宇宙航空研究開発機構総合技術研究本部が所有)
エアテーブル式擾乱測定装置
(宇宙航空研究開発機構総合技術研究本部が所有)
 空気浮上式擾乱測定装置は,宇宙航空研究開発機構総合技術研究本部システム誘導技術グループが,慶應義塾大学理工学部と共同で開発した装置です.
 
空気で静圧支持した台に擾乱発生源の供試体を固定し,擾乱によって生じる台の変位を逆解析して,擾乱レベルを検出する仕組みです.このことによって,0.1Hzから10Hz程度の低周波微小擾乱に対し高感度を有しています.台の自由度が並進1自由度のみに拘束されたエアスライド式擾乱測定装置と,平面運動が自由のエアテーブル式擾乱測定装置の2種類があります.
 もともとは,姿勢制御用アクチュエータであるリアクション・ホイール(RW)の低周波微小擾乱計測を主な用途として開発され,宇宙航空研究開発機構の同グループが研究を進めているRWの内部擾乱特性評価でも活躍しました.
 本研究室では,本擾乱測定装置を用いたCMGの内部擾乱特性評価について,実験計画を立てています.