インターレーサー内の空気流に関する研究
撚糸加工を行う際にインターレーサが用いられる。
異径T形管に置き換える
実験と流体解析ソフトFIDAPを用いて解析を行う。
実験
図1のような直径dの空気噴射ノズルとそれに直角に接続する直径D=30mm,長さL=1600mmの糸道管に気体を吹き込む。実際の糸道管は糸が流れているが、糸のない状態について糸道管底壁から1mmでの速度vxと、管断面ごとの糸道管内壁上の静圧を測定する。
Fig1. experimental apparatus
解析
図2のT形管はx-y、z-x面に対して対称と見なせるので実際の系の1/4の領域について、計算ソフトFIDAPを用いて解析を行う。糸道管の長さと圧縮性の影響について調べている。高レイノルズ数k−ε乱流モデルを用い、Re(≡vad/ν,va:入り口速度ν;動粘度)=1.0×105、要素数約10万で解析している。
Fig.2 Mesh in d/D=0.5